失敗経験

誰でも失敗経験を積まないと成功にたどり着けない

私が今のやり方にたどり着いたのは投資を20年経験するなかでいろいろな失敗をして気づいたことがあったからです。本項ではこの失敗経験をぼちぼち掲載していきたいと思います。

失敗経験①~コツコツ利益を出したあとに大きな損失を出す~

これは皆さんも経験あるのではないでしょうか。
 例えば、比較的小さな金額(100万程度)で取引を繰り返し、数千円の利益が20、30回出続けることがありました。このとき、自分だけは大丈夫という変な自信がついてしまい、大きな金額(1000万円程度)で取引がしたくなりました。ここで、弱小トレーダーは1000万もキャッシュはありませんから、信用の枠で背伸びをした取引に手を出してしまいます。
 そして、大きな金額で株を保有した途端に含み損となり、変な自信がついていますので、損切がなかなかできない心理状態に陥ってしまい、最終的にコツコツ積み上げた利益を1つの取引で消してしまいました。
 このような経験から1回の取引の金額は自分のキャッシュの範囲内でしかも必要最小限の大きさで行うという結論に至りました。

失敗経験②~信用売りの甘い蜜を1度吸ってしまうと癖になって大損~

こちらはなじみのある方はあまりいないかもしれません。
 信用売りは、株関連の格言に「買いは家まで売りは命まで」というものがあり、通常恐ろしい取引という印象があると思います。
 なぜこのような格言があるかといいますと、買いであれば0円になったら終わりで損失は限定的ですが、信用売りは価格が上がれば上がるほど損をする取引であり、損失に上限がないためです。
 そして、株価は人気と需給で決まる傾向にあり、過去のチャートを見ると、「この銘柄はなぜこのといここまであがったんだろう」というものが散見され、何らかの規則性があるように見えます。
 そこで、私の場合、このいきすぎの状況に目をつけて、一度信用売りしたときに、たまたま利益が出ました。しかも、5、6回連続で利益がでました。こうなると失敗経験①でも記載しましたが、変な自信が付いてしまいます。また、「いきすぎている、過大評価されている」という判断をいくつかの指標から導き出して行ったため、ちゃんとした根拠があるという錯覚に陥っていました。
 しかしながら、ある時点において含み損状態になったとき、これらの変な自信・錯覚のため、損切が遅くなり、最終的に大きな損失を出してしまいました。その後ある程度試行錯誤しましたが、空売りでは利益が全くでませんでした。最初はたまたまうまくいっただけであり、価格が下がることを期待する取引では、相場を読むことがいかに難しいかということを痛感させられました。また、信用売りでは短期取引を念頭にロットを大きくしがちであり、含み損が一時的に大きく膨らむと、結果的にしばらく待つと価格が下がってくるにもかかわらず、心理的に耐えられなくなって損失を確定させてしまうという悪循環も経験しました(本来は含み損が大きくなる前に損切するのが正解なのですが)。
 結局信用売りでは、トータルで300万円程度大きなマイナスを出しており、最初からやらなければよかったという結論に至り、現在はやっておりません。

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