ルール無き売買はいつか大損する
これはわたしの経験からもいえることなのですが、なんとなく売買していてもしばらく利益が出続けることがあります。これが大きな落とし穴になります。利益が出ると変な自信がついて、ちょっとくらい雑でも大丈夫だろうという考えで注文した後、大損に結び付くような売買をしてしまうのです。
このため、一定のルールを定めて、しかも、これを徹底して遵守しないと長期的に利益を出すことはできないと考えています。
基本ルール
- 初期投入金額は300万円+毎月3万円増資
- 最小単位(例えば100株)しか売買しない
- 急上昇した銘柄は見送る
- 信用売りは絶対しない
- 取得後の値動きにかかわらず3年以上保有する
- 1日の取引金額は100万円まで
- 購入金額を決めたら期間指定で指値しておき売買が成立するまで何か月でも待ち続ける
- 利確・損切ルールを持つ
1.初期投入金額は300万円+毎月3万円以上増資
厚生労働省が2019年に調査した結果によれば40代の平均貯蓄額は650.9万円だそうです。
出典:2019年 国民生活基礎調査の概況 II 各種世帯の所得等の状況
わたしもご多分に漏れず貯蓄額は平均程度であり、現実的に出せる金額として300万円から始めます。
そして、毎月最小でも3万円の増資(年当り36万円)をしていきます。私が60歳に到達する今後18年間で648万円以上が投入できる計算です。すなわち、最終的な種銭は約1000万円になる計算です。
なお、毎月月末(お給料日の25日前後)に最低3万ずつ増資します。増資開始月は2022年8月です。
※もちろん余裕のある月は10万でも20万でも増資していくつもりです。
2.最小単位(例えば100株)しか売買しない
理由は、通常取引量が少ない「見捨てられた銘柄」でも最小単位(100株)であれば大きく値崩れすることなく処分できることです。
わたしも過去には、「見捨てられた銘柄」について、100単位(1万株)程度の売買を繰り返したことがありましたが、処分したいときには大きく値崩れすることを覚悟で注文するという場面に出くわしたことがありました。このような経験の学びから、本ルールを設定しました。
3.急上昇した銘柄は見送る
急上昇した銘柄は、割安か割高かに関わらず、どこかのタイミングで調整が入る可能性が高くなります。このため、急上昇した銘柄は、しばらく様子をみて、自分の納得のいく水準まで株価が落ちてきたときに再度取得を検討していきます。
4.信用売りは絶対しない
このルールは私の過去の経験からくるものが大きいです。具体的には、過去信用売りから入った場合の勝率・損失額が極めておおきかった(計300万円程度の損失を被りました)ということです。
逆に言うと私の生涯成績がトータルでトントンですので買いのみの利益は300万円程度あったということです(もったいない!)。
5.取得後の値動きにかかわらず3年以上保有する
本サイトの目的は、老後(65歳以降)までに株取引で2000万円の余裕を作れるかというものですので、自分が長期的には上がると考えた銘柄について、短期思考で考えることはしないということです。
6.1日の取引金額は100万円まで
このルールは、1日当たりの取引金額が一定金額までであれば無料になる証券会社がいくつか存在するため、その手数料無料の範囲で売買することを意図しています。なお、上記基本ルール2で最小単位しか売買しないルールのため、たいていはこの金額内に収まることも理由の1つです。
7.購入金額を決めたら期間指定で指値しておき売買が成立するまで何か月でも待ち続ける
ルール5に理由が似ていますが、「慌てる乞食は貰いが少ない」ということわざに基づきます。
8.利確・損切ルールを持つ
明確な利確・損切を持たないと利益を逃す・損失を膨らましてしまうということが多々あります。
このため、以下のように利確・損切ルールを設定します。
1.含み益が100%になったものは利益確定を検討する
→100%の理由は、PBR0.5の銘柄の株価が含み益100%、すなわち2倍になるとPRB1倍になり、見捨てられた銘柄ではなくなると考えるためです。
2.含み損が15%を超えたものは損切りを検討する
→15%の理由は特にありませんが、ルールを持ち損失をいつまでも膨らまさないという意図を込めています。